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ふぅ…。
今カフェで一息ついてます。
甲斐「……。」
甲斐父「……。」
前言撤回一息ついてはいません私の後ろの席で翔真と翔真のお父さんが話しています。
かれこれこんな感じが30分くらい…。
いやっ!!翔真いい加減話せよっ!!
と、私の思いが伝わったのか。
甲斐「…なぁ、なんでだよ。」
甲斐父「何がだ?」
甲斐「はぁ?それでもっ!!」
A「ゴホッ!!ゴホッ!!」
甲斐「…いやっ母さんの事だよ」
甲斐父「母さん何かあったのか!?」
甲斐「ちげぇよ、なんで母さんの見舞いに行かねんだよ。そんなに心配するなら行けよっ行ってやれよ。」
甲斐父「……。」
甲斐「…またそれかよ、親父は言いたくない事があるとすぐに黙るっ!!
…もういいよ。帰るぞっA!!」
A「えっ!!」
そう言って翔真が私の腕を掴んで店を出ていこうとした時、
甲斐父「っ待ってくれ!!」
……
甲斐父「…怖いんだよ…母さんがいなくなるのが。」
…。
甲斐「…っ何だよそれ。そんな事あるわけねぇよ!!行ってやれよ!!母さんの気持ちも考えろよっ!!」
A「わかりますっ!!…お父さんのその気持ち。会ってしまったらいなくなってしまった時、より悲しくなってしまうのではないのかって…。
っでも!!
今、会わなかったら…本当にそのまま会えなくなってしまうかもしれないんですよ?それでもいいんですかっ!!」
気がついたら私の方がお父さんを説得していた。
翔真もお父さんもびっくりしてる。
でも、私はお父さんとお母さんと離れて暮らしててこのままずっとって思ったら…考えられないから。
甲斐「…っわかったよ。父さんの気持ちも…でも、俺は見舞いに行ってほしい、母さんもそれを願ってると思う。」
甲斐父「……そうだな。一緒に行ってくれるか?翔真」
甲斐「…おぅ」
自然と3人から笑みが溢れた。
甲斐父「…ところでこのお嬢さんは?」
A「あっえっと翔真と一緒のアパートで暮らしてる山田Aと申します!!えっと…今日はそのっ…」
甲斐「俺の付き添い!!1人だと喧嘩する気しかしなかったから…。」
甲斐父「…そうか、翔真にもいい人ができたんなだ。」
A「いやっ!!別に!!そんなんじゃないです!!」
甲斐父「はははっそんなに否定されちゃ笑笑
…翔真をよろしく頼むよ?」
A「…はい。」
わからないけど翔真のお父さんには、はいと答えさせる力があるのかもしれない。
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森の花火(プロフ) - そういっていただけると嬉しい限りです!! (2018年3月4日 20時) (レス) id: aefda890c1 (このIDを非表示/違反報告)
くま - それぞれの結末!とても素敵だと思います!応援しています。 (2018年3月4日 1時) (レス) id: 2e59252ac5 (このIDを非表示/違反報告)
森の花火(プロフ) - わぁいつも本当にありがとうございます!!期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年3月1日 17時) (レス) id: aefda890c1 (このIDを非表示/違反報告)
くま - そうなんですね!新作ですか〜!そちらも楽しみにしております!! (2018年3月1日 2時) (レス) id: 2e59252ac5 (このIDを非表示/違反報告)
森の花火(プロフ) - わありぁとうがございます!!DearDreamの話次に書こうかなと思ってて終わらせないとなぁと思いましてそう言っていただけると嬉しいです!! (2018年2月24日 14時) (レス) id: aefda890c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:森の花火 | 作成日時:2017年12月18日 23時