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「ほら、見てみて」
闇ノシュウはそう言うと、スマホの画面を私に見せてくれた。
画面には私の姿のVTuberの配信画面が映し出されていて、液晶に映る私は、ENの浮奇・ヴィオレタと親しげに楽しそうに会話をしていた。
思わずガタッと椅子から立ち上がる。
テーブルの上に乗せられているお皿たちが、その振動でカタカタと揺れる音をたてた。
――ホントに、私がVTuberだ。
「A？」
「とっ、取り敢えずマネージャーさんとかに電話しましょう！今の私が今後VTuberをやれるかなんて分かんないですし……！」
早口でそう言い、自分のズボンのポケットからスマホを取り出す。
朝起きて自分の横に置かれていたスマホは、何となく記憶の片隅の方で見たことがあるような見た目だった。念の為ポケットに入れて置いたが、その行動が役に立ってよかった。
スマホのロックは顔認証だったので楽々解除して、電話番号の一覧の中を探す。
下の方に�爛泪佑気鶚瓩判颪�れている項目があったので、きっとこの人だろう。そう思い、発信ボタンを押そうとしたその時――。
「待って」
私のボタンを押そうとしたその手は、またしてもシュウの腕によって止められてしまった。
闇ノシュウに手首を掴まれるのは、今日で二度目だ。
「な、何で」
「マネさんや、他のENのメンバーに言うのは、今はやめておこう」
「どうして、ですか」
彼の言葉の意図が分からず、私はそう聞き返すことしか出来なかった。
通常こういう場合は、まず上の人に相談するとか。若しくは病院に行くとか。そんな感じの対応をするのが一般的だと思っていたのだけれど。
彼はまるでそれらを�猯匹�ない事�瓩箸任盡世い燭欧壁従陲如∋笋鮴鼎�に見つめていた。
「君が納得するような明確な答えは、今は言えないけれど。
でも、今は皆に言うべきじゃないと思ったから」
そんな返答じゃ、全然分からない。
分からないのに。
「だから、」
そっと、私の手首を掴んでいた彼の手が、ゆっくりと離れる。そして、彼の人差し指はふわりと私の唇へと触れた。
易しく優しく、精一杯傷付けないようにしたような触れ方だった。
「これは、僕と君だけの秘密だ」
シュウの考えていることは少しも理解できない。
私が今、どうするべきかも分からない。
それでも、彼の行動に心を乱されてしまった私は、その約束に、小さく頷くことしか出来なかった。
「――シュウ、何をしてる？」
「……ヴォックス」
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雨如(プロフ) - カザリさん» コメントありがとうございます。これからも頑張ります^ᴗ.ᴗ^♡ (4月17日 22時) (
レス) id: dd64d6e930 (このIDを非表示/違反報告)
カザリ(プロフ) - enのお話を読めてホントに嬉しいです！これからも更新頑張ってください!！ (4月9日 18時) (レス) id: 4546913554 (このIDを非表示/違反報告)
雨如［ｱﾒｳ］(プロフ) - りずさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。今後も無理せず更新していきますので、よろしくお願いします₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (3月21日 21時) (レス) id: b032e94894 (このIDを非表示/違反報告)
りず(プロフ) - enのお話読んでみたかったので楽しみにしています。無理なく更新頑張ってくださいね。 (3月21日 14時) (レス) id: 320cdb1bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨如 | 作成日時：2024年3月21日 1時
