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「えーっと、つまり。
Aは、日本のとある場所の崖から飛び降りて、気付いたら何故かアメリカのここに居たってこと？」
「そうですね」
私の目の前には、先程闇ノシュウが素早い手つきで用意してくれたお洒落なティーカップと、朝ごはんらしきトーストが並べられていた。
そして、机を挟んだ向かい側には、見た事がないパーカーを着た闇ノシュウが居て。さも当たり前かのように、トーストをむしゃりと美味しそうに頬張っている。
「なるほどねぇ」
そう言う彼は何故か簡単にその事実を受け止めたような様子で、優雅に飲み物に口をつけた。
私も真似をして、ティーカップを口元まで持っていて、ピンク色をした飲み物を口に含む。
柔らかい味がした。甘過ぎず、苦くもない。優しい舌触りだった。
「因みに、崖から飛び降りた理由とかって聞いてもいい？」
「……それが、」
「あ、勿論言いづらかったら言わなくてもいいんだけど」
「いえ、その。覚えて、ないんです」
ぱちり、と。彼が数回ほど瞬きをした。
私自身も、自分が不思議なことを言っているというのは分かっている。
けれど、それでも覚えていないのだ。
そもそも何であの時、あんな場所にいたのか。何故、真っ暗な海に飛び込もうとしたのか。どうして、躊躇いも無く崖から飛び降りることが出来たのか。そして、その後どうなったかも。
私が、どんな人で、日本でどんな事をしていたのかも。なんにも覚えていないのだ。
「記憶喪失？とはまた違うような気もするけど」
「私も、何がなんだか。
でも闇ノシュウさんや、他のENの方のファンだったことは覚えているんです」
「なるほど。だから僕のことも、覚えてくれているんだね」
彼の表情は、少しだけ嬉しそうに見えた。いや、私の勘違いかも知れないけれど。
傍にティーカップを置いた彼は、んーっと考えて、数秒後口を開いた。
「と言うことは、当たり前なんだろうけど。
今のAのことに関しても、覚えてないってことで合ってる？」
�犧�の私�瓩箸いΔ里蓮△海海傍錣襦�闇ノシュウの事を「お兄ちゃん」と呼ぶのが当たり前の私のことだろうか。
「はい、なんにも」
「んー、そっか。Aも一応VTuberだから、何か覚えているかな〜なんて思ったんだけれど」
「…………へ？」
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雨如(プロフ) - カザリさん» コメントありがとうございます。これからも頑張ります^ᴗ.ᴗ^♡ (4月17日 22時) (
レス) id: dd64d6e930 (このIDを非表示/違反報告)
カザリ(プロフ) - enのお話を読めてホントに嬉しいです！これからも更新頑張ってください!！ (4月9日 18時) (レス) id: 4546913554 (このIDを非表示/違反報告)
雨如［ｱﾒｳ］(プロフ) - りずさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。今後も無理せず更新していきますので、よろしくお願いします₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (3月21日 21時) (レス) id: b032e94894 (このIDを非表示/違反報告)
りず(プロフ) - enのお話読んでみたかったので楽しみにしています。無理なく更新頑張ってくださいね。 (3月21日 14時) (レス) id: 320cdb1bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨如 | 作成日時：2024年3月21日 1時
