漸進性の原則《iwfk》

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fk side




高校1年生が終わり高校2年生になった。
かと言って、俺を含めた4人の友達グループが
綺麗にクラスを分かれた事ぐらいしか変化はない。


俺と同じクラスは翔太。普段は、ナベって呼んだだけで睨んでくる意味不明星人だけど、本当は凄く優しい。そして、離れたのは舘さんと佐久間。この2人は昔色々あったけど、流石にもう大丈夫だと思うから心配はそんなしてない。



それにしても今日も俺の世界は楽しくない。
友達だけがキラキラしてる。


なんでかって？好きな人と結ばれた事がない俺は、また今日も本当の自分を隠すから。でも、仕方ないじゃん？だって、変だもん。俺の存在は普通じゃないもん。


今の全部ネガティブに聞こえるかもしれないけど、俺はキャラを作って、感情を隠す事に関してはポジティブなの。だから今日もいっちょやりますか。



キャラ通り毎年恒例の女の子をチェックしているふりを態と友達である翔太の前でする。突っ込んでくれるって分かるから ... ほら、翔太は優しい。今年もちゃんと反応してる。これで俺は今年も普通の人の仲間入り。


って、心で語ってたら翔太帰ろうとしてるし。止めるふりでもした方が良いんだろうけど、翔太を俺には止められないし、俺も帰るか。と俺は椅子から立ち上がり翔太を追いかけた



ガラガラガラ

でも、そんな俺らの行動は教室に入ってきた知らない怖そうな男によって止められた。

思わず翔太と顔を合わせると



iw「 何してるの？早く席に着いて 」

え、まさかでしょ。



iw 「 今日から2年3組の担任になった 岩本照 です 」
　「 どうぞ宜しく 」

そのまさかじゃん。なんかゴツいし、怖そう。考えれば考えるほど性格が合わなさそうだと感じた俺は、こっそり翔太に

fk 「 何か俺らの担任ゴツくね？絶対宿題忘れただけで殴られるって 、、、」

と本音で呟くと

iw 「 深澤、お前聞こえてるぞ。しかも殴らねえし 笑 まあいーや、明日までに全員自己紹介プリント書いてこいよ！今日はそれだけ！待たして悪かったな！じゃあ解散 」

うわ、最悪。聞こえてたみたい。これ後で呼び出しとかされねえよな、まじ無理なんですけど。でも、あれ？怒られないっぽい。良かった。ってか、早く終わってくれたのは学生からしたら嬉しいわ。



それから俺は担任から貰ったプリントを鞄に押し込むと、すぐに翔太と教室を出て、舘さんと佐久間のクラスを待ちながら、翔太の提案で行く事になったタピオカ屋さんへの道を調べた。




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