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nb side
段々とクラスにも慣れ安定した学校生活を送る人が多い中俺とふっかは教室で2人死にかけていた。
それも遡る事2時間前 ...
HRだから寝ようと思っていた俺はあり得ない言葉を耳にした。
iw 「 1年でやった授業の内容をまとめた国語数学英語の復習テストを今から行う 〜 筆記用具以外閉まっておけ。」
nb 「 復習テスト ... 」
fk 「 ナニソレ ... 」
そう。もうご察しの通り復習テストで撃沈した。
それから、クラス中がお昼時間に入ろうと机を動かしている中立ち直れない俺達は後ろの席で2人して倒れ込むように机に張り付いていた。
fk 「 翔太お前は俺を裏切ってないよな ... 」
nb 「 裏切れるほどの頭脳なんて持ってねえよ。」
nb 「 数学に至っては0点の可能性すらある。」
fk 「 それはやべえよ。」
何だこのテストの自信の無さをまるで自慢し合うような会話。
mb「 あ!あのっ!渡辺くん!」
nb 「 え、何。 」
mb「 今日、私達日直だからお昼の後ゴミ捨て行かないっ?」
油断していると知らない女が話しかけてきた。しかも中々面倒な内容で。
nb 「 あぁ、俺どうせ下行くし1人で行ってくるよ。」
mb「 あっ、え、でもっ。」
fk 「 おい翔太 〜 」
nb 「 ついでだろ、何?」
mb「 いやっ、ありがとう ... 」
去っていった女を見ながらこっそりため息を吐くと細い目をしたふっかが口を開いた。
fk 「 翔太って女の子に冷たいのに何でこんなモテんのよ。」
nb 「 別に普通だろ。」
正直ふっかにはこう言ったけど俺は実際女にモテる。俺がそう思うのはナルシストとか自己評価が高いからとかいう訳ではなくシンプルに告白される事が結構多いからで、なんでモテているかは知らない。
そして、告白されるという事はそれなりに何度か付き合ってみた事もあるが続かない上に相手の事を好きにすらなった事がなかった。
だから、冷たい、本気に見えないとか色々言われたし、結局そいつらも俺の事を顔だけ見て告白している事に段々と気付いて俺はいつの間にか女嫌いになっていた。
だから俺本当は恋愛とかは ...
sk 「 2人とも!迎えにきたよ!」
dt 「 テストにお疲れのようだね。」
って色々考えていたら2人がお昼のお迎えにきちゃった。取り敢えず今日はテストの事も今考えていた事も忘れてストレスから現実逃避でもしよう。
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作者名:暁 | 作成日時:2021年4月2日 23時