間違い告白 【Fischer's 】

38 Silk side ページ39

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「シルクくん、付き合ってください。」









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あぁ ほんと女ってめんどくせぇ。









今まで何人もの人に告白されてきて。









全部断ってきている────









お前らがほしいのは





“俺”じゃなくて






俺と付き合っているっていう肩書きだろ？









みんなより優位になれるもんな。









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モトキ「また、シルク告白されたの？」











シルク「ほんとめんどくせーよ。」









あの日も────









そんなことを思って昇降口へ向かって────









下駄箱の中を見たら1通の手紙が入っていて────









中身を見て

正直 あぁまたかって思った。









ちゃんと断らないと

勘違いしてしつこく付きまとってくる女

だったら大変だから

手紙の送り主を呼び出して断る。

















またいつもと同じように断れば

すぐ去っていくだろう。









そう思ってたけど…









あいつだけは違った。









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「すみません、間違えました。」









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は？間違い告白？









俺は呆気にとられて何も言えない。









でも明らかに今までと

全く違ったタイプの子。









シルク「おもしれーやつ。」
















ちょっとだけ興味がわいた。

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