君は、ずるい。【Fischer's 】

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朝7時。









私の1日の始まりは この時間から。









部屋を出て

突き当たりにあるエレベーターに行き

「↓」のボタンを押した。









“チン”









エレベーターが来て。









“ウィーン”









ドアが開く。









モトキ「あ、おはよ。A。」









そこにいる 私の好きな人で彼氏。









A「おはよ！モトキ君！」









エレベーターに乗り込む。









A「月曜日って学校行く気失せる…。

あ〜休みたい (笑)」









モトキ「そんなこと言わないのー(笑)」



















ちょいちょい と手招きするモトキ君。









A「んー？」









軽いリップ音と ともに触れ合う唇。









モトキ「これでちょっとは行く気になった？」









エレベーターが１階につき ドアが開く。









顔が真っ赤になっているであろう私をよそに

モトキ君は エレベーターからおりていく。









そんなことされたら









ますます 好きになるじゃんか。









どんどん好きになるよ 君のこと。









あぁ ほんとに────









君はずるい。









〈 end 〉

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