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SH「……で、お願いってなんだ？」
すぅちゃんはあたしの向かいに座ってコーヒーを自分とあたしの前に置いてくれた。
『………あたしに服貸してくれない？』
SH「……服？」
コーヒーを飲みながら、すぅちゃんは首を傾げた。
『すぅちゃん、あたしが白虎に出入りしてるの、知ってるよね？』
SH「ああ。そうみたいだな。でもケンカはしてないんだろ？」
『してないよ。ちゃんと天龍だってことは隠してる。だから、みんなあたしのこと普通の女の子みたく扱ってくれてるんだ』
SH「ははっ、アイツらいっちょまえにAのこと守ってんのか」
『……馬鹿だなって思う？』
SH「……いや。Aがそれでいいならいいんじゃないか？俺は否定はしないよ。けど、天帝のアイツらは笑うかもな」
『…………だね』
あたしは苦笑いしながら頷いた。
SH「…で、服借りたいってのは……」
『ああ、白虎のみんなに内緒で買い物したいんだ。でもあたし1人で買い物させてくれそうにないから、実家に帰るって嘘ついてきた。で、誰にもあたしって気づかれないで自由に買い物できる方法考えたんだけど……、
あたしって分からないように変装すればいいかな、って思って。
すぅちゃんなんでか知らないけど、いろいろなもの持ってるし、こっちで頼れるのすぅちゃんくらいしかいないから、さ」
SH「………ぶっっっ！！」
………？
なんで噴き出す………。
SH「はははっ、そーかそーか。うん、分かった。俺が助けてやるから安心しろ、なっ！！」
すぅちゃんは声を出して笑いながら、あたしの頭に手を伸ばしてわしゃわしゃ髪をかき乱した。
………何か、むかつく。
SH「………それにしても……変装か。相変わらずの発想。ぶっ……、うん、いいと思うぞ。服選んでやるからこれ食ったらさっきの部屋な」
何がそんなに面白かったのか、さっぱり分からない。
笑うすぅちゃんを無視して黙々と朝食を食べ終え、食器を洗ってからさっきの部屋に戻った。
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サキ(プロフ) - はじめまして。この作品初めて読ませていただいた時から好きです。ぜひ更新をお願いしたいです。 (2019年12月12日 22時) (
レス) id: 16b3c3dcbd (このIDを非表示/違反報告)
さらせいら(プロフ) - 何度読んでも好きです！また更新してくれることをずっと待ってます…！ (2018年5月20日 13時) (レス) id: ebf8c6363a (このIDを非表示/違反報告)
チョンナナ(プロフ) - まだ読んでないですけど自分が天帝ってことはみんなにバレるんですか？ (2018年4月20日 20時) (レス) id: 4e57c5369e (このIDを非表示/違反報告)
名無し91080号(プロフ) - 最高です！！！ もう終わりなんですか？ また更新して頂けると嬉しいです！！！！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 7f0422592a (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - とても面白く、一気に何回も読ませて頂きました！(笑)勝手ながら私の一番の息抜きで癒しです(笑) ほんとうにありがとうございます<(_ _*)> 更新楽しみにしています、お願いします！！〇┓ﾍﾟｺｯ (2017年4月23日 19時) (レス) id: 61362674b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんだ | 作成日時：2016年9月20日 1時
