３Ｂ × ＡＢ ＝ ？ 【完】

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「ねぇ、何したのか、言って？」





「っ……！」









低い声で耳に囁かれる。


俺が耳弱いことを知ってるのに…









「……ほっぺた触ってた」




「…だけ？」




「っ…！」







問い詰めるように、更に距離を縮めてくる翔太。








なんであんな事をしてしまったんだ…


ほんの数分前の俺の行動に後悔をしても無駄。









そのまま口を閉じていると、




パッと腕を離されたと思いきや




仰向けにされその上に翔太が覆い被さるような体制に変えられた。









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翔太と目が合う。





さっきは見えなかった翔太の顔は、にやにやしてして…でもやっぱりかっこいい。





なんて見惚れていたら、手を取られて恋人繋ぎにされる。









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「あ、ちょっとっ」




「ほら、何したか言えよ。」









ぐっと顔を近づけられ翔太の顔がもっと鮮明に見える。


もう少しで鼻がくっつきそうな距離。








「っ…！

…キス！キスし、た…」









この状況から解放されたくてとうとう口にしてしまう。


後半は恥ずかしすぎて全然声が出ていなかった。











「ん、よく出来ました。」









すると翔太はちゅっと触れるだけのキスをして



満足そうな顔で寝室を出ていった。








「くっ……ぅぅ」








顔が熱くなって、布団をガバッとかぶる。


そして、これからは絶対にあんな事をしないと心に誓った。









end.







初めてのリクエスト作品でした！

ありがとう御座いました。

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