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可愛い ページ5
江side
「じゃあ水泳部ね。とりあえずマネージャーの仕事だけど、何しよっかな…」
「……」
「じゃあとりあえず江ちゃん、教えてくれる？」
『はい！』
「……………」
『えっと、とりあえず……』
「……」
小さな唇をきゅっ、と結んでこっちをじっと見つめてくる。
え………可愛い………。
まるでリス……。
「………？」
こてん、と首を傾げてくる。
同級生が、こんなに可愛くていいの…！？
「…あの、江さん……？」
『え！？あ、うん。タイム計るからプールの端に行ってくれる？』
「了解しました」
『私が笛を吹くのと同時に押してね』
「了解しました」
ピッ！
じぃっとストップウォッチを両手で見ている。
はぁ…可愛い。
『…あれ、渚君タイム落ちてる』
「……」
「タイム、どうだった？」
「…数字の読み方が、わかりません」
「どれどれ？」
「すみません、以後気をつけます」
「大丈夫だよ」
「Aちゃんは外国だから読めなくても平気だよ！」
『それじゃあ、駄目だよ』
「まぁ、気にしないでね」
『……ありがとうございます』
「次」
ピッ！
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作者名：陽毬 | 作成日時：2018年8月19日 16時
