手 を 取 り 合 っ て（黄）

48 ページ47

「俺が高校生なんて相手にするわけないやろ」









「でも少しはあたしのこと好きでしょ」









「はあ？」









「知ってるんですよ照史さんに望があたしに何かしてないか聞きに行ったそうで」









すると少しあたしから目をそらした先生は









「望って呼ぶんやな」









ってちっちゃく拗ねたように呟くから









可愛くて思わず笑ってしまった













「...卒業したら」









「お前が卒業したら、まあ多少は考えてやってもええけど」









いやなにツンデレかよ









「先生やっぱあたしのこと好きですよね？？」









「...浮気したら素焼きにすっからな」









いやあたしら付き合ってませんけどー









でもまあいいか









「あたしは先生一途ですよ」

49→←47

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す