【キメツ学園】出席番号1番は我妻善逸に甘い【我妻善逸】

14:本番 ページ19

△貴方side


今日は、ピアノのコンクールの本番だ。
正直めっちゃ緊張してる。

もちろん、私なりに沢山練習した。
でも、控え室でいざ他の出場者の人達を見ると、みんながみんな上手そうで、
私がしてきた努力は、この人たちにとってはちっぽけなものなのかもしれないと思わされる。

…がんばれ貴方！！ちゃんと練習してきたんだから！！
そうやって自分を元気づけるものの、やっぱりすごく不安だ。

それに、冬のコンクールだから指がかじかんで上手く動かない。これも不安の原因だ。

私はポケットからカイロを取り出した。


これは、昨日の放課後善逸が「明日がんばって！」と言って渡してくれたものだ。


すごく嬉しかった。


カイロを開けようと、袋の開け口を探しているとふと、カイロの袋の裏に文字を見つけた。



"貴方ならできるぞ！俺も応援してるからな 炭治郎"

"おまえはおれのコブンなんだから、だいじょうぶにきまってる！ほかのやつなんてたおしてこい！
いのすけ"

"貴方、会場には行けないけど、応援してるからね^^がんばって カナヲ"

"俺に聴かせてくれた時みたいに、楽しんで演奏しなよ。貴方なら大丈夫！きっと成功するから。 善逸"



その他にも、玄弥くんやアオイちゃん、クラスの友達、宇髄先生、煉獄先生、冨岡先生、悲鳴嶼先生…まさかの不死川先生も、みんなが一言ずつ応援のメッセージを書いてくれていた。
その下には、恐らく禰豆子ちゃんが描いてくれたであろう、可愛らしい絵も添えられていた。


ああもう、

みんな大好き。ありがとう。


『袋、捨てられなくなっちゃったじゃん』


さっきまでの不安が嘘のように飛んで行った。
もちろん緊張はしている。
でも、さっきとは違う、心地よい緊張感。

まだコンクールが始まってもないのに、もう泣いてしまいそうだ。


ありがとう、みんな。


今日この曲は、みんなの為に演奏するからね。









「がんばれ、貴方」







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こんにちは、湫(ぬま)です。


なんと…なんとなんと、お星様がオレンジ色になりました…！！


めっちゃ嬉しいです！！本当にありがとうございます！


最近は夢主さんのコンクール編という私得なものを書いており、「甘やかす」要素が少ないと感じております…


ので！！コンクール編が終わったら、甘やかし甘やかされる夢主さんをガンガン書いていきたいと思っています！


本当にありがとうございます！
これからもぜひよろしくお願いします！



湫

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