英二の幼なじみ【男主】 (ページ50)

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目が覚めると、パソコンを叩く音が聞こえた

アッシュ「起こしちまったか？」

『ううん、おはよ』

アッシュ「おはよ、まだ早いぜ？もう少し寝てろよ」

『んん～お腹に何も入ってないから起きる～』

目を擦りながらベッドを降りた

朝に弱い俺はふらふらと歩きながら台所へ向かった

こっちを見ていないはずのアッシュが

「オニイチャン転ばないでよ？」

なんて言ってた

アッシュの目はどこについてるんだ？顔じゃないのか？

と思いつつ俺はコーヒーとミルクコーヒーを作った

『何してるの？』

俺はパソコンのそばにコーヒーを置いた

アッシュ「泥棒さ」

『泥棒？ほんとハイスペックだなぁ』

アッシュ「こんな上手いコーヒーが入れられるお前もハイスペックだよ、ありがとな」

『ちぇ～泥棒とコーヒーじゃ違いすぎるよ』

邪魔するのも悪いから俺は適当に朝食を作った

冷凍庫に海老が沢山入れられていたのはびっくりだ

絶対好きな物海老だこれは笑

『マンション？』

アッシュ「あぁ、移動する

英二も連れてくる、スーパーやスポーツジムの入っている所だ」

『うわっお金持ちマンション？

まさか泥棒って…』

アッシュ「ビンゴ、流石オニイチャン」

『ひぇえ凄い、英二に会えるのは嬉しいけど、安全なの？』

アッシュ「下手に出歩かなければな
まぁAの場合、1人じゃなきゃ外に出ても良さそうだけど」

『そ？まぁなにか無い限り大人しくしとく』

アッシュ「裏を返せば何かあれば大人しくない、と」

『うわ～気づかなくていいんだよ、そう言うの

高級マンション楽しみだな～』

俺は割とワクワクしてた

英二とアッシュと高級マンションに住めるなんて、幸せだ！！

きっともうすぐ俺達は日本に帰らなくちゃならない

それまで…そばに居たいな

アッシュ「どうした？」

『ん？あぁ、なんでもない、ちょっと考え事』

アッシュ「…そうか」

『英二！！！』

マンションには既にアッシュと英二が居て、俺はアレックス達と来た

英二「しお！！無事で良かった、本当に」

『英二もね！！』

俺達は今日まで会ったことを色々話し合った

『スーパーに買い出し行こ？』

英二「何作る？」

『これって主婦の会話？』

英二「旦那さんは誰？笑」

『アッシュとアレックス…？あ、アッシュが二股！』

アッシュ「何の話？オニイチャン」

『あはは、内緒！行ってくるねー』

俺達はそそくさと買い物に出かけた