英二の幼なじみ【男主】 (ページ43)

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『ん……』

俺はふと目が覚めて、目の前を見ると壁があった

壁…壁にしてはところどころ傷…血…

これ…壁じゃなくてアッシュ！？！？！？

『…っぎゃ！』

俺はあのままかなり眠ってしまったらしい

確かに出血が酷かった(気がする)

でも起きたら隣にアッシュが寝てるなんて聞いてない！！！！

俺は思わず凄い声を出してしまったのに、アッシュは起きなかった

何故か俺を抱きしめているアッシュの腕を解いて起き上がる

『…ベッド運んでくれたんだね、ありがとう』

コング「全然平気だよ～むしろA、軽すぎない？」

『え？そうかな、あぁでも筋肉が付きにくいんだ』

少し話をしていると、ボーンズのスマホがアラームを告げた

『なんのアラーム？』

ボーンズ「ボスの起きる時間だ…」

『…なんで皆緊張してるんだ？』

｢｢「……」｣｣

『？』

アレックス「ボスは死ぬほど寝起きが悪い」

『えぇ？…まぁたしかに起きないね全然』

俺はぐっすりと眠っているアッシュの頬っぺをつねった

ボーンズ「や、やめとけよ！俺なんか言う通りに起こしてこのザマだぜ？」

よく見るとボーンズの歯がかけていた

『じゃあ口閉じてないとね～

ってそれじゃ起こせないか』

うーむ

アレックス「やっぱお前、」

『ん？何？』

アレックス「可愛いよな」

『は！？』

今のどこから可愛いがきたのか分からない

なぜみんなが頷いているのかも分からない

…とりあえず起こすか

『アッシュ、起きる時間だってよ～』

俺はアッシュを揺さぶったけど、アッシュは全然起きない

仕方ない

俺はアッシュの鼻をつまんだ

起きない…

『…え、息できないよ？』

仕方ない、

パン！

俺はアッシュのおでこに勢いよくデコピンをかました

そしてアッシュは凄い眉間に皺をよせて目を開けた

『朝…じゃなくて、起きる時間だってさ、ボーンズがアラームかけてくれてたんだよ』

2時間たった

とボーンズが口パクした

口パクって笑

『2時間たったってさ』

アッシュ「2時間…？覚えてねぇ…シャワー浴びてくる…お前も浴びてないだろ、先浴びるか？」

『うわ、臭い？でも次でいーよ』

アッシュ「お前の匂いじゃなくて屋敷の臭いなんだ」

俺の匂いって…

『臭くないならいーや！ほら、シャワー浴びてきなよ』

アッシュ「ああ…

おおい！石鹸はどーした！シャンプーもねーぞ！」

その声にみんな慌ただしく動き始めた