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『俺…ショーターが大好きだよ
聞こえてないよね、それでも言わせて
きっと俺達はどちらか死んじゃう』
ショーターは苦しみながら俺の首を掴んだ、
せめて、一瞬でも苦しみから救われてほしくて、
俺は微笑んだ
『だから、来世で会おうぜ』
アッシュ「やめろぉぉぉぉおおおお」
俺は死ぬ
そう思った
でも次の瞬間、ショーターの体がゆっくりと前に倒れてきた
ショーターは涙を流した
俺も泣いた
涙腺が崩壊して
ショーターの身体を抱きしめた
守れなくて
ごめん
俺を守ってくれて
ありがとう
オーサーのうるさい声も耳に入らない
ただ、まだ暖かいショーターに触れて
さっきまで生きてたんだ
そう思って辛くなった
俺はショーターと引き離された
エイブラハム「すげぇ心臓に1発だ
有難いことに頭は無事だよ」
それを聞いて思った
絶対こいつらのものになんてさせない
死人を弄ぶようなことさせない
俺を押さえつけていた男の急所を蹴って落ちていたナイフをまっすぐショーターの眉間に投げた
エイブラハム「きっ貴様！！なんて事を！！」
ナイフを投げてすぐ取り押さえられた俺はエイブラハムに思いっ切り殴られた
『ショーターはお前のものじゃない』
結局ショーターはその後連れていかれてしまった
俺もまた引きづられ連れていかれた
痛い
俺のせいでショーターは死んだ
俺のせいでアッシュにショーターを殺させてしまった
俺が…俺が弱いから…
英二、マックス、伊部｢｢「A！！」｣｣
英二が…マックスが…伊部ちゃんが…俺を呼んでる…
助けて…
アッシュ「A…」
微かに、アッシュの声が聞こえた気がした
俺はさっきと違う部屋にとじこめられた
ドアを壊そうとしても、椅子を投げてもドアは開かない
…どうしたらいい
今出来ることは？
アッシュ達が逃げるために…
俺を置いて……そんなことしないか…
きっと助けに来てくれてしまう
嬉しい
でも…俺って…お荷物所か…それ以下…
やめよう
俺は両手で頬を叩いた
エイブラハムに殴られたところが少し痛んだ
『…よし』
今俺にやれることは脱出だけだ
窓からは…
割れないな
ドアは壊れないし…
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作者名：しお | 作成日時：2020年5月21日 20時
