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李「ご苦労だった、月龍、ショーターウォン
オッドアイの子しか居ないようだけど、まぁよしとしよう
君の働きは私から兄に伝えておこう
君の将来は私が保証しよう」
ショーター「勘違いしないでくれ、俺はAの傍を離れる気はねぇ
勿論あんた達の傘下に下る気もねぇ」
ショーター…なんで裏切らなくてはならないんだろう…
ユーシス「両親の呵責に悩まされてるらしいよ
親友を裏切ったってね」
コンコンコン
李「客人が見えたようだ」
ショーター「オーサー」
オーサー「よお、久しぶりだな」
ショーター「とうとう犬に成り下がったって訳か」
オーサー「口には気をつけろ、俺はもうお前らみたいなチンピラじゃない」
ショーター「だから犬だと言ったんだ！
ゴルティネの足を舐めてお仲間にしてもらったんだろうが
だから皆はアッシュを選んだんだ！おまえよりもな！
お前は永遠にアッシュには勝てない
身をもって知ることになるだろうさ」
オーサー「随分と威勢がいいな
まぁいい、そっちのオッドアイは頂いてくぜ」
ショーター「断る！」
オーサー「悪いな、パパディノが欲しいのは野良の中国猫じゃねぇ
オッドアイと黒い瞳の日本猫だ
あいにくオッドアイの日本猫しかいないようだがな」
オーサーと俺の目が合う
…こいつほんと嫌な奴だろ
オーサー「写真を見てひとめでお気に召したらしい
まぁお前なんてアッシュと同じ色だもんなぁ」
俺の顔を覗いてくる
は？きも
オーサー「アッシュが知ったらさぞ苦しむだろうなぁ
自分のせいでこいつがむかしの自分と同じ地獄に堕ちるんだもんな
そうなった時俺がアッシュに勝てないかどうか、とくと見てもらおうか」
…まじでクズ
なんでそこまでしてアッシュに勝ちたいの？
卑怯な手を使って勝ってなにが嬉しいの？
意味わかんない…けどこいつの事なんて分かりたくないな
ショーター「こいつから引き離そうってんなら今すぐ喉を掻っ切るぜ！」
オーサー「なにぃ？」
ショーター「勿論俺も後を追う
1人じゃ行かせられねぇからな」
『ちょ後追いはするなアホ！アッシュのそばにいてよ、命に変えんなって言っただろ？』
俺の喉にナイフを当てたショーターと目を合わせる
オーサー「こんな時まで他人の心配とは随分お気楽なやつだな」
俺オーサー嫌い
話しかけないでよ
無視しよ
ショーター「大事なて土産を死なせたらお前の立場も無くなるぜ」
ショーターは俺を抱えた腕に力を込めた
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作者名：しお | 作成日時：2020年5月21日 20時
