英二の幼なじみ【男主】 (ページ35)

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伊部「うっ」

英二「伊部さん！？どうしたんですか！？」

『え！！大丈夫！？』

次の瞬間ユーシスが英二の首に針を刺した

『は！？てめぇ何してんだ！！！、』

ショーター「何をしたんだ！」

ユーシス「これでもう彼は動けない

もう目も見えない、耳も聞こえない、指1本動かせない
ただの生きた人形さ」

『ふっざけんなお前』

こいつはぶっ飛ばす

そう思って握る手に力を込めた

ユーシス「まぁ待ってよ、

こっちの男は違う

目も耳も聞こえる

この一部始終を見てる、あんたの裏切りもね」

『うら…ぎり…？』

ユーシス「そうさ、君達を裏切ったんだよ、このショーターウォンという男は」

『へぇ、どんな卑怯な手を使ったんだクソ野郎』

ユーシス「卑怯な手…？心外だなぁ」

『ショーターはアッシュと親友だぜ？そう簡単に裏切るわけねぇ！！！』

ユーシス「君には僕らと共に来てもらうよ、暴れても良いけど、2対1じゃぶが悪いんじゃない？」

『英二から離れろ、じゃなきゃ殺られる前にあんたの眉間にナイフをぶっ刺す』

俺はポッケからナイフを取り出した

ユーシス「君はナイフの使い方が上手いそうだね、これは危ない」

『アッシュをおびき出す為なんだったら2人いなくてもいいはずだぜ』

少しだけ眠気に襲われる

でも、意識を失う程じゃない

恐らくもられたんだ、睡眠薬

ユーシス「…君は何故眠らない？」

『さぁ？なんでだろうな

で、どうするんだ、英二を連れていくんなら俺は暴れるぜ

あんたが英二になにかする前にナイフを突き刺す自信はあるからな』

ユーシス「…仕方ないな、君1人でもアッシュは見捨てないだろう

君が大人しく来なければショーターは殺す」

『OK、連れて行って』

俺はショーターの手を取った

『大丈夫だよ、俺は平気(小声)』

ショーターは俺の目を見て言った

ショーター「……悪い、

伊部さん、これだけは言わせてくれ、俺の命に変えてもAには指1本触れさせねぇ」

『…命には変えんなよ？』

俺達はそのままユーシスの後をついていった

指が震えてることに気づき咄嗟にショーターから手を離した

平気、こんなん、怖くない

英二を守らないと

俺は大丈夫

大丈夫

俺は人殺し

汚れた体

英二と違って穢れてる

大丈夫

…大丈夫