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Aside
来世、なんてやっぱ変なこと聞いたかな
そんな事を考えていると、なんだか眠たくなってきた
アッシュにはうとうとしているのがすぐバレてしまった
アッシュ「熱があるんだろ、もう寝ろよ」
ひんやりとしたアッシュの手が額にあたり、気持ちいい
『…冷た…きもちい…』
ひんやりとした手に思わず擦り寄ってしまう
アッシュ「おやすみ、A」
『んぅ……おやす…み…』
アッシュの手の冷たさに心地良さを感じながら、俺は直ぐに夢の世界へと入っていった
アッシュside
猫みたいだな、なんて思う
少しの警戒もせずにぐっすりと眠っているA
これで年上なんだもんな、見えねぇなほんと
白い肌に長いまつ毛
俺と似ている瞳の色はAの瞳だとなんだか凄く綺麗に見える
……俺とは違って
ふと、両親が目の前で殺されたのに、Aはどうやって助かったんだろう
なんて思ってしまったけど、そんな事を考えるのは止めた
アッシュ「A、ありがとう
俺のそばにいてくれて」
本当に言いたかったこと
スキップを守ってくれた、
ただ隣に居てくれた、
笑顔でいてくれた
それに俺は救われた
お前のお陰で、俺は我慢出来たのかもしれない
俺の過去を知ってしまったから、自分のことを話してくれたのかな、なんてAの律儀さに笑ってしまう
チラッと時計を見ると、とっくに消灯時間を過ぎていた
俺はバレないようにひっそりと自分の病室へ戻った
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作者名：しお | 作成日時：2020年5月21日 20時
