実は、？？がストーカーでした[BL]

{ぼくにむけられた笑顔は...} ページ6

一冶崎 カヲンside



「違うってゆうか...？」

にやりと微笑を浮かべられ、コミュ障のぼくは戸惑うことしか出来ません


本当は、たくさん喋りたいし聞きたいこともあるのに恥ずかしくて、恐くて......



こんな自分が、
嫌になります


こんなぼくでも、
杏奴くんが向ける顔は
優しくてふんわりしていてぼくを、優しく包み込んでくれるような笑顔でした


久しぶりに向けられる優しい笑顔


ぼくは、コミュ障の事も顔の事もあってか、あまり喋りかけられる事はありませんでした



でも、ほぼ初対面なのに優しく接してくれる杏奴くんに対して、ぼくは邪な期待を抱いてしまうのです


“もしかしたら...”って
その可能性は、信じたいです


「……………」

全然、喋れませんが


「.....？」
早く答えて?というように微笑んでくる杏奴くん


絶対杏奴くんが満足できるような受け答えは出来ませんが

「は.....い」
と、言うことがぼくにも出来ました



それは、全部杏奴くんのおかげです

〜卒業式〜→←{興味を持ってくれるだけで、有難いです}

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