Jubilee-Jaejoong-2 (ページ4)

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こころページ4

もう来ないって思ってたのに

また会えるかもしれないって

どこかで期待しながら、扉を開けた。

「いらっしゃい」

『こんにちは』

「珍しいね、土曜日に来るなんて」

『最後に来たのも土曜日でしたよ？』

「あはは、そうだった？」

忘れるわけない。

あの日は色々あり過ぎたから。

「今日はどうする？カフェオレにする？」

『うーん、じゃあ砂糖多めで』

「あっまた本が増えちゃって、いつもの席が埋まってるんだ。座るなら気を付けてね。笑」

『また買ったんですか？』

「貰ったんだよ」

"ジェジュン君に"

『えっ』

「おすすめだからみんなで読んで欲しいって」

『そうなんですね』

「ジェジュン君が言ったみんなってきっとAちゃんも含まれてると思うよ。笑」

『またまた～～』

「時間があるなら読んであげて」

『はい、、、』

恋愛中毒

東京湾景

パイロットフィッシュ

他にもたくさん、、、

彼の心を感じずにはいられない。

本って自分を表している気がする。

自分とは関係なくても
どんな人でどんな想いを抱きながら
この本を選んだのだろうって、、、

考えてしまうの。

『マスター、これ全部ジェジュンが？』

「うん、そうだよ。日本の本なんて読むので大変だろうに」

『ですよね、、意味わかるのかな』

「良くここで調べながら読んでたよ？今でもそうしてるんじゃないかな。笑」

『・・・・そうやって読んでもらえるのって幸せですね』

「Aちゃんもそうでしょ？」

『え？』

「ジェジュン君、嬉しそうに話してた」

『そ、、そうなんですか？』

「心に響くものって色んな形があるからね」

『、、、はい』

優しくて甘いカフェオレ。

心が込められているからこそ

伝わるものがある。

私はそんな彼の心に惹かれたんだ。