Jubilee-Jaejoong-2 (ページ21)

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別人ページ21

気付けば夜の21時

テーブルの上には食器とビールの空き缶が並んだまま

抱き締めた腕を解いて、お互いの顔を見て驚いた。

ジェジュンは、涙で目の周りが赤くなっていて

私は自分でも引くぐらい目が腫れていた。

『泣き過ぎて、目が開かない』

「俺、、、ヒリヒリする」

『ぷっ』

「えっ」

『あははははははっ、、、』

「なに？なんかついてる？」

『ジェジュンのせいで、服がべちゃべちゃ。笑』

「俺だって肩濡れてるっ」

『なにやってんだろーね。私たち』

そう言って、冷凍庫の保冷剤をとってタオルに巻いた。

「冷たっ」

『そんな目で帰ったら心配するでしょ？』

「・・・・・ごめん」

『謝らないで、、、大丈夫だから』

「引いてない？」

『どうして？』

「俺こんなだから・・・」

『そんなの誰も思ってないよ。ユノもねジェジュンと同じ顔してたから』

「・・・」

『きっと同じ気持ちだよ、苦しくて辛くて申し訳ない。でも誰のせいでも無い』

「Aっ」

『ありがとう、、、私に話してくれて』

「・・・・」

『ジェジュンにはたくさん支えられたから、、、今度は私が何かしないとね』

「どうゆう事？」

『ジェジュンの曲聞いて、失恋乗り越えたから？笑』

「・・・・なんで疑問系なの」

『スルーしてよ。笑』

「・・・・・」

『ジェジュン、、、私何にも出来ないかもしれないけど』

『何かあったら言って』

「えっ」

『1人で泣かないで』

「ありがとう・・・・・」

『ううん。こちらこそ』

「・・・・教えてくれる？」

『ん？』

「仕事用じゃなくて・・・・携帯」

『うん。いつでも連絡して』

数時間前のジェジュンと
目の前にいるジェジュンが
同一人物に思えないぐらい
弱っているのが私でも分かった。

私なりに精一杯明るくしたつもりだけど

ジェジュンはやっぱり心ここに在らずな感じで

私の家まで、マネージャーさんに迎えに来てもらう事にした。