Jubilee-Jaejoong-2 (ページ19)

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彼の涙ページ19

表情を変えず、小さな声で話し続けたジェジュン。

私には分からない

ユノや、ジェジュンがどんな気持ちで

どれだけ傷付いたかなんて分かるはずがないのに

私の目から涙が止まらなかった。

苦しかったよね、辛かったよね。

どれも正しいようで正しく無い。

どんな言葉も似合わない。

だから、涙だけが溢れるの。

愛してる人の裏切り

そして、その代償が仲間との未来。

儚くてどこか悲しいメロディは
ジェジュンの心なんだ。

そう思うと余計に涙が止まらなくて

『ジェジュン、、、、やめて』

「・・・・泣いてるの？」

『もう話さなくていいからっ』

あの日と同じように私は彼を抱き締めた。

私の胸に顔を埋めて、吐息を漏らす彼

気付けば肩が震えていて声を殺して泣いていた。

『ジェジュン・・・・』

『大丈夫、、、、』

『仕方なかったんだよ』

『ユノもジェジュンも・・・何もかも』

『誰も悪く無い』

『私は・・・・・・・そう感じるよ』

『だから、、、、自分を責めないで』

「Aっ・・・」

『大丈夫・・・・ここにいるから』

私の腕の中で小さく頷いたジェジュンは
糸が切れたように声を出して泣いた。