Jubilee-Jaejoong-2 (ページ11)

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小さなコト-ジェジュン- ページ11

『そうだ、ジェジュンはここで待っててくれる？』

「分かった。そうする」

『ごめんね、多分ジェジュンだって気付く人はいると思うから』

「うん、そこで待ってる」

『煙草なら横で吸えるから』

「知ってたの？」

『ふふ、何となくね。じゃあまた後で』

何となくか・・・・ただそれだけでも嬉しい。

スーパーに設けられてる喫煙スペースで彼女を待つ。

都心から少し離れただけで
街や人の雰囲気も違う。

喫煙スペースにいる人は
男性が多い、恐らく俺と同じ状況だ。

"誰かを待ってる"

こんな状況には慣れてないから新鮮に感じる。

韓国ならあり得ないし、日本でも・・・ないかな。

喫煙スペースから店内を見ると

タイミング良くカートを押した彼女が目の前を通過して行った。

気付く様子もなく、真剣な眼差しで
商品を選んでいる。

そんな姿が面白くて、つい笑ってしまったけれど

それと同時にあたたかい気持ちになった。

ありふれた日常は、小さな幸せの宝庫だと思う。

『お待たせ、、、結構待った？』

「ううん、楽しかったよ」

『楽しかった？笑』

「うん。良いもの見れたから」

『？？』

「持つよ、それ。」

『あ、ありがと。』

並んだ2人の影が地面に映し出される

恋人同士みたいな距離感で

少し気恥ずかしくなった。