Jubilee-Jaejoong-1 (ページ50)

今日:39 hit、昨日:5 hit、合計:78,524 hit

問題ページ50

「で？？もしかしてヤッたの？」

『バカ、何言ってんのよ』

「残念」

『私がどんな人間か知ってるでしょ』

「知ってるから言ってるんじゃん」

『はぁ』

「晴人と別れた理由を私なりに考えたんだけど」

『どうして？』

「一度だけ晴人から相談された事があったのよね」

『あ～～ヤダヤダ。聞きたくない』

「別れたんだから聞きなさいよ。笑」

『だから聞きたくないの！』

「聞きなさいっ」

『ん～～』

「まだ抵抗があるの？」

「回数は熟年夫婦並みだって」

『もうまたその話？笑』

「大切な事だよ？」

『美和に言われるまで忘れてたわ、そんな事』

「やっぱ嫌なんだ」

『好きか嫌いかと言えば嫌いだし、無くても良いと思ってる』

「変わんないねぇ」

『仕方ないじゃん』

「分かるよ？私は"知ってる"から。でも晴人は知らなかったんでしょ？」

「やっぱり、、、だから私に相談してきたんじゃない」

「そろそろ克服しなきゃ。結婚できないよ」

『美和、私を虐めるために呼んだの？』

「違う、次こそ幸せになって欲しいから呼んだの」

『・・・言い返せないじゃない』

「傷心中のあんたをあのメンズ2人が癒してくれるのかしら」

『いや、あの人たちは関係ないし』

「そんなの分かんないじゃん！」

『もうそんな夢見てられないよ』

「あー私に喧嘩売った？」

『違う違う。笑』

「女なんだから、ちゃんと楽しまなきゃ損するよ？」

胸に突き刺さる言葉でも

優しさを感じるのは親友だから。

その優しさにいつも私は応えられないね。

鏡に映る自分の姿を初めて見たとき
穢らわしい。と感じたあの瞬間。

身体と心が切り離されるような感覚で
涙が止まらなかった。

それからは行為自体に拒否反応が出てしまい
誰と付き合っても別れる原因になった。

数年経った今でも拒否反応は出なくなったものの
あの瞬間を思い出しては吐き気に襲われた。

「A、大丈夫？」

『あっうん。』

「おかわり頼もっか」

『ハイボール』

「オッケー」

私が悪いんだよね。

だからみんな離れてく。

今この瞬間さえ、そんな事を考えてしまうよ。