Jubilee-Jaejoong-1 (ページ23)

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彼と私ページ23

あまりにもコントロールが出来なくて

"彼"の言葉が永遠と繰り返される。

気付いたら涙が流れて、本を濡らす。

私が引き止めていたら
ちゃんと向き合っていたら
こんな事にはならなかったのにって。

"大丈夫デスカ？"

どこからかそんな声が聞こえた。

良い大人がこんなところで、、、
冷静になればなるほど恥ずかしさが襲ってくる。

それでも彼は言葉を続けた

私にとってはあまりにも

あたたかくて、優しい言葉だった。

"それはあなたが泣くような話？"

その瞬間、初めて目が合ったね。

とても優しそうな人。

ひとつひとつの言葉を考えながら
話しているのも分かるし
私の話を真剣に聞いてくれる。

それに、彼はとても人の心を読む力がある。

まるで、私が何を考えているか
伝わっているかのように。

"名前聞いても良いかな"

"A、あなたは？"

"・・・・ユチョン"

どうして気付かなかったんだろう。

あなたが"ユチョン"だってこと。

"ジェジュンって人知ってる？"

運命の悪戯。

それは、私たちの出会い。