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運命の分かれ道 ページ3
あれから他愛もない話をして
それなりにお酒も飲んで、心の落ち着きを取り戻す。
アルコール様々だよねホント。
でも、記憶は消せないし忘れる事も出来ない。
美和「んじゃ、あたしこっちだから。気を付けて帰るんだよ」
『うん、私より美和の方が心配』
美和「私は大丈夫。まだ酔ってないから」
『酔えないって罪だよね。』
美和「酒豪の何が悪いのさ。笑」
『いや別に。笑』
仕事が終わると寄り道せず駅に向かい
"私たち"の家へ帰ってた。
たった数日前の事なのに
遠い記憶のように感じるんだね。
駅に背を向けて
懐かしさも寂しさも感じながら歩き出した。
センチメンタルにもなるよ。私だって。
運命の分かれ道。
それはあの時、思い出から背を向けた事。
だから、今があるんだよね。
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作者名：fany | 作成日時：2018年9月3日 8時
