Jubilee-Jaejoong-1 (ページ16)

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突き刺さるページ16

晴人「ごめん、こんな話して。浮気とかじゃないんだ」

『おめでとう』

晴人「A」

『別に恨んだり何かしようなんて思ってないから。それにこの話は聞かなかった事にする』

晴人「いつもそうだ」

『・・・』

晴人「どうして逃げるんだ？見て見ぬフリをして、、、自分が辛くなるのは分かってるだろ」

『辛い？どうしてそう思うの？』

晴人「いつの頃かお前が見えなくなった。。。だけど愛し・・」

『そんな事言わないで。聞きたくもない』

晴人「Aは、、、俺の事が見えてた？」

晴人「本当に俺を愛してくれてた？信じてくれてたのか？」

『ごめん。答えられない。』

晴人「そうか・・・そうだよな。ごめん」

『いいの。もう会う事もないだろうし。本音が聞けてよかった』

晴人「・・・」

『お幸せに。』

まるで他人事のように吐き捨てた言葉は
自分で自分の首を絞める。

私も愛してたよ。

いつの頃か気付かないフリをして

自分が傷付かないように

逃げてばかりいたよね。

どうして伝えられないんだろう。

どうして届かないんだろう。

大切な人ほど見えなくなって
大切な人ほど離れてく。

何度も何度も経験して
痛い目にあってるはずなのに
まだ分からないんだね。

"感情の一部が欠落している"

ある人の言葉が心を突き刺さす。

今だってそう涙が出ないのは
自分だって分かってる。

こうなる事をどこかで予想していたから。

また傷を負って、私は自分が嫌いになる。