Jubilee-Jaejoong-1 (ページ14)

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彼ページ14

約5年前

広告会社を辞めて今の会社へ。
入社後、上司として出会ったのが"彼"

コンサルティング業界という
未知な分野を選んだ私にとって
"彼"は信頼できる上司であり憧れの人でもあった。

数ヶ月後には、付き合い始めて
2年後には同棲もスタート。
我ながら順風満帆な人生だった。

翌年、彼は独立し会社を設立。
今思えばその頃から少しずつ変わっていったんだと思う。

どうしてこうなったか。
それは今でも分からないし
彼に聞けるわけでもない。

分からない事が分からないの。
あれほど、彼を愛していたのにね。

『気が重い』

仕事だから仕方ないとは言えども気不味いだろうな。

私も相手も。

そんな事を考える自分にため息をひとつ。

♪

『美和？』

"おはよー。二日酔いなう。
今日仕事なんだよね。頑張れ。笑
私は今から寝る！

あっこれ見て一日乗り切ってね(ハート)"

『あっ』

これ・・・・ジェジュンだ。

目を細めて微笑む彼の姿。

この人、こんな顔もするんだ。

"美和、ありがと。
イケメン見て乗り切るわ"

"そう思ったのは本当だよ。"