犬とベイビー (ページ48)

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☆47 ページ48

「ヒョン！！これ終わったら今日フリーだよね！」

朝イチに、マネージャーに確認したのは
今日のスケジュールについて。

可愛い弟達はまだ、夢の中。

電話越しのヒョンすらまだ寝惚けてる。

「チャニョル、やけに早いな」

「目が覚めたらとりあえず確認を」

「いい迷惑だ。笑」

「で？フリーであってるよね？ズレてないよね？」

「あぁ、あってる。あってる。」

「なら、終わり次第俺抜けるから！」

「おーわかった。なら、チェック付けとくよ。」

「うん、迎え入らないから！ねっ！ねっ！」

「朝からうるさい奴だなぁ。分かったよ。心配するな」

「ありがとーヒョン！」

ブチッ

「(何がありがとうなんだ？)」

朝の4時。

俺がこんなに早く目覚めた理由は。

遡る事数時間前、俺がスヤスヤと夢の中にいた頃。(22時)

”この間は、ありがとう。

お礼したいから時間があったら

教えてください。

A”

と、まあ彼女から連絡が来たわけです。

なんせ小心者な俺は、メールを送る事なく数日。

淡い期待を抱いて彼女の連絡を待っていた。

その期待に応えるかの様に
一通の表示が煌々と光っていて

飛び起きたのが、今の現状。

どうしようもないぐらい

格好悪いけれど

賭けてたんだ・・・・

彼女から連絡が来たら・・・・

俺に気があるかもしれないと。

どこかで、小さな期待は

大きな期待に膨らんで

俺の鼓動を速くさせる。

会いに行こう。

彼女に、そして誤解を解くんだ。

自分の言葉で。