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”気を付けて”
その言葉は、とても重く感じた。
それと同時に、私がチャニョルに
惹かれていたんだと彼の言葉で気付く。
何も知らない。
だけど、無邪気に笑う彼が
とても好きなんだと・・・・
それにしても、あの子は何がしたいんだろう。
ソウンさん・・・・
きっと、私がチャニョルに手を出したと
思ってるはず・・・
それをいち早く見抜いたベクヒョン。
一体どうしたらいいものか。
「Aさん」
《あっすいません、どうされましたか？》
「これ包んでくれますか？」
《では、こちらにどうぞ》
店の奥へ進むと、彼女は人が変わった様に私に詰め寄った。
「どういうつもり？」
《何が・・・ですか？》
「オッパの次は、ベクオッパ？ほんと自分の立場分かってないわね」
《立場？》
「あなたは、ただの”一般人”私たちは”芸能人”世界が違うのよ」
「これ以上、近寄らないでくれる？」
《近寄った覚えはないですし、あなたも、彼も好きでここに来るんですよね？》
「ふざけないでよ。あんたに釘を刺しに私は来てるだけ。こんな店の商品なんてすぐゴミ箱行きよっ！」
《そうですか・・・・》
「わかった？？あたしの言いたい事。オッパ達とあなたじゃ釣り合わないの。」
《・・・・・》
彼女の言葉に動く事が出来なかった。
彼らや、私に対しての感情よりも
”何の罪もない商品達をゴミ扱いされた事が許せなかった”
許せない・・・・・それと同時に悲しくなってしまった。
私は店の2階にいる、店長を呼び
フォローして欲しい。と泣きついた。
店長は2階の吹き抜けから
下を覗き、ため息をついて下に降りてくれた。
このお店を愛する人間として
彼女を許す事が出来ない。
そして、言い返す事が出来ない立場である自分が遣る瀬無かった。
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
