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「ごめん、待たせた？」
「オッパ、えっベクオッパも？」
「ん？俺がいちゃまずい？笑」
「そんな！！嬉しいです。今から素敵なお店に行くんですよ〜」
「へぇ。ソウンちゃんは良く行くの？」
「えぇ、オッパの知り合いの方が凄く素敵なんですよ」
「だってさ。笑」
「あぁ。笑」
”明らかに俺がいんの、嫌がってんね”
コソッと耳打ちするベク。
「な？そう見えるだろう？」
「わっかねぇー」
「オッパ達、行きますよぉー！」
店に着き、窓越しから君が見えた。
長い髪を１つに束ねて何やら
難しそうな顔をしている。
「初Aさん〜〜♪♪」
隣でベクは、楽しそうにしてるし
そんなベクを見てニコニコしているソウンちゃん。
さっきの発言を思い出し
ベクの思い過ごしだと、感じた。
「Aさん居てますね」
そう言って扉を開けた瞬間
彼女はとても驚いた顔をして
そして微笑んでくれた。
「Aさん、これ差し入れです。」
《えっ・・・そんな》
「Aさん、こんにちは。ウチのチャニョルがお世話になってます」
《あ、あなたは・・・ベクヒョンさん？》
「そうです！覚えてくれたんですか？」
《ウチのスタッフがベクヒョンさんの事ファンなんで》
「嬉しいね、今日はいてるの？」
《お休みなんです、でもその方が良いかも》
「どうして？」
《泣いて喜ぶので、仕事になりませんから。笑》
「あはは、そんなに？笑」
《えぇ、そんなにです。笑》
笑い合う2人を見て、俺はなんとも
言えない気持ちになった。
てか、ベク・・・お前すっげぇ社交的じゃん。
なんて思う俺はどうかしてるし
羨ましいと思う俺はもっとどうかしてる。
2人の会話に興味がないのか
ソウンちゃんは店内をウロウロ
「オッパ見て、これ良さそう」
「ん？部屋にあるとオシャレだね」
「でしょ、やっぱり可愛いなぁ」
「買っちゃえばー？笑」
「ふふ、この間買ったばかりなんですよ？笑」
と、他愛ない会話をソウンちゃんと交わす。
彼女の視線にも気付かないで・・・ー
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
