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「で、オンニはオッパと連絡とってないんですね？」
《まあ、そうなるね》
かれこれ1時間・・・
ウリちゃんは、根掘り葉掘り質問を投げかける。
と、言っても聞かれて困る事なんて
さほどないんだけど。
「どーして連絡しないんですか！あんなイケメンなのに」
《いや、イケメンは関係ないよね。笑》
「私なら・・・・」
《私なら？》
「ベクオッパに会わせてって言います」
《それダメなやつ。笑》
「人脈は広げるもんですよ」
《怖いわ！笑》
「単純に、そう思うだけです。笑」
若いって恐ろしい・・・
「でも、大切にすべきですよ」
《ん？》
「私達の大切なお客様であり、それにオンニの友達でしょう？」
「オッパはオッパである前に、ひとりの人間だもん」
《ウリちゃん・・・それもそうだね》
「だから、私のためにも連絡とってください。笑」
《結局そこになるわけね？笑》
「物は言いようですから！」
《うーーーん、まあ次お店来た時にでも、話してみる》
「そんな気不味いんですか？」
《いや、だって彼女いるし》
「彼女っ！？」
《あっ》やっちまった。
「オンニそれはないですよ」
《ない？どうして？》
「だって、私ペンですから！！」
《いや、わかんないわかんない》
「そんな情報流れて来てません」
《それこそプライベートだから》
「絶対！とは言えないけど、違うと思う」
《うーーーん。そうなの？》
「私の勘です！」
《・・・・・》
説得力にはかけるけれど
実際”彼女がいる”とは聞いてないし
彼は否定も肯定もしなかったはず。
なのに、どうしてここまで
私が考えなくちゃならないの。
あっ・・・そうだ。あの子
《ソウンさん分かる？》
「あーーーあの性悪女ですか？」
《ちょっと、仮にもお客様でしょ？》
「よくチラホラ出るんですよ、話題に」
《へぇーどんな？》
「なんにも知らないんですね？あれですよあれ」
”オッパ達を狙ってる噂です”
その言葉を聞いた瞬間に
何故か散らばったピースが繋がった気がした。
もしかして、私の勘違い？
ふと、チャニョルの顔が浮かび
会って話をしてみたい。と
この時初めて感じたの。
あなたの口から真実を聞きたい。
何も始まっていないのに。
可笑しいよね？
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
