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「あー・・・・」
人混みをやっと脱出してカフェに入ると
ウリちゃんは上の空。
さっきから、あーーーとか
はぁーーーとか・・・
こりゃ重症だな。笑
「オンニ、私はただのファンですよね」
《ぶっ》
「何ですかその反応は〜〜」
《いや、どうしたの？夢心地じゃないの？》
「夢心地ですよ？でも、オッパって遠いなぁっていつも思うんです」
《うーーーん、その感覚は分からないな》
「アイドルを好きになるって馬鹿げてますか？」
《馬鹿げてなんかないよ？》
「でも、そんな顔してますう。泣」
《いやいや〜〜あはは》
「そう言えばオッパすごい顔してましたよね？」
ん？？
《オッパ・・・ってどの？》
「チャニョルオッパですよ！！私達の事気づいてましたよね」
「シウちゃんも！！」
《シウちゃんって・・・》
「なんでそこ笑うんですかー！」
《ちゃん付けぴったりだなって》
「でしょーーーー・・・じゃなくて！」
《へ？笑》
「オンニもしかして・・・・」
《ん？》
「オッパの連絡先とか知ってたりします？」
《ブッゴホゴホッ・・・》
《知るわけないじゃない》
「その反応！！！！」
《ウリちゃん》
「オンニ抜け駆けはいけません」
《いやあのねぇ》
「別にやましい気持ちなんて」
あるでしょ、絶対に！←
《お客様だからね？守秘義務があるじゃない？》
「守秘義務ってそんな。もしオッパの連絡先を知ってるのなら、ただの店員ってだけで連絡先なんて教えませんよ？」
《・・・・》
「堅苦しい意味合いじゃなくて、友達って事じゃないですか？」
《ウリちゃん・・・》
「で？？どうなんですか！？」
《まあその・・・連絡先は。うん、知ってる》
「はぁ・・・・それならそうと言ってくれたら」
《言ったらウリちゃん失神するかなって》
「そこまで、イタくないですよ！笑」
いや、さっきまで上の空でしたよね？←
「逆に嬉しいです、あぁオッパ達も普通なんだなぁって」
《普通？》
「そうですよ、同じなんだなって思える」
「そう考えたらもっと好きになりそうですね。笑」
好きになりそうですね。
何だかその言葉にドキっとした。
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
