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着々と進むオープン準備
商品も棚に陳列されたし、後はディスプレイ
そう、VMDを変えるだけ
《店長〜〜これどうします？シーズン的に保湿アイテム前に出しますか？》
「そうね〜〜オープンイベントの限定セットがあるから今は何もない方がいいかも」
《かしこまりました！》
「手描きPOPとか書いてほしんだけど？」
「それなら、書いてきました！」
元気よく返事をしたのは、もう一人のアルバイト
エラちゃん、彼女は中国人
そう、韓国日本中国全てのニーズに応えるべく
敢えての多国籍スタッフ
英語は必須！(私は微妙だけど。笑)
《エラちゃん、すごい上手だよ！》
「オンニほどじゃないよ〜〜」
「もぅ、出来る子ばっかりで助かるわ！笑」
《店長・・・嬉しいですけどなんか引っかかりますね。笑》
「あら、私が楽してるとでも？笑」
《滅相もございませ〜ん！笑》
1番の良さはスタッフ同士仲が良いこと。
価値観も違うし、年齢も違う
ましてや国が違うから妥協できるというか理解し合えるというか
スタンスが違うんだと思う
「さっ、これが終われば後はオープンのみよ！」
「はい！店長！笑」
《ふふ、ファイトいっぱーーーーつ！》
「「なにそれ」」
《あっ・・・笑》
そうそう、これがお国の違い(いや違うだろ)
ーー
仕事が終わり、近くの同業店を偵察
あーあのディスプレイうまいなぁ。
分かりやすいなぁ。
今はこれがいいのかぁ。などなど勉強にもなるし、参考にもなる。
何せ、初出店だしやっぱり第一印象が大切だと思うから
無名ブランドのチカラなんてたかが知れてるからこそ、念入りにしないとね。
あっ
《EXO・・・・》
ここもだ・・・
《すごい人気なんだね。汗》
デパートのポスターにも飾られてるし・・
一押しアイドルグループなんだな
あっあれがウリちゃんの好きな子か〜〜
やっぱり塩顏だよね。(日本ではそう言うし)
あの子ソース顔っぽいなぁ〜〜(ギョンス)
今度、ウリちゃんに教えてあげよっと・・・
明後日はオープンの日
《よし、気合いれて頑張るぞっ！》
私はこの時、遠い遠い世界にいたあなたが
こんなにも近くにいるなんて知る由もなかった
君は
不思議だね、こんなことがあるなんて
そう言ったよね
私はあの時、なぜか胸が高鳴ったんだよ
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
