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《わぁ・・・美味しそう》
「でしょ？笑」
《チャニョルさん、お詳しいんですか？》
「え？」
《甘いものとか、こう言ったスイーツですね》
「あーこれはスタイリストのヌナが美味しいよ！って言ってたんだ」
《スタイリスト！わぁ〜芸能人！》
「あははっ、芸能人って！」
《凡人には縁のない言葉ですから。笑》
チャニョルさんが、買ってきてくれたのは
タルトのチーズケーキだった
休憩から帰ってきたエラちゃんに
急かされる様に、私も休憩へ
(オンニと絶対話したいんですよっ！とか言うから妙に緊張しちゃう)
《チャニョルさんは、お時間大丈夫ですか？》
「うん！大丈夫！」
《すいません、何だか付き合わせちゃって》
「とんでもないっ、俺こそ大事な休憩時間まで邪魔しちゃってるよね」
《そんな、美味しいスイーツとチャニョルさんがいる事で贅沢な時間をいただいてます。笑》
「へへ、ほんと？よかったぁーーー」
そう言って、安心した様に笑顔になるチャニョルさん
なんだか、可愛い・・・
「Aさんって幾つなの？」
《えーと、22歳です。》
「まぢで！俺も！」
《そうなんですか！？》
「なんか、大人っぽいから少し年上かと思っちゃった」
《あはは、よく言われます》
「Aさん・・・」
《はい？》
「あの、良かったら友達になりませんか？」
《へ？》
「い、いや、あの変な意味じゃなくて・・同い年の友達にと言うかなんと言うか縁というか」
かなり必死に話すチャニョルさんを見て
笑いがこみ上げた
《あはは、大丈夫ですよ、私こそいいんですか？》
「はっうん！ぜひっ！笑」
キラキラ〜〜と周りに星が見える様な
笑顔を見せてくれる彼に、癒された
《仲良く・・してください。笑》
「こ、こちらこそっ！」
”あの、Aって呼んでいいっ？”
《え・・》
「俺の事もチャニョルって呼んで欲しくて」
そう言った彼の意図を、分かっていなかった私は断る理由もなく
頷いてみせた
「よっしゃ〜〜！よろしく！！A」
《なんか恥ずかしいっ！》
彼に彼女がいる事を、この時はすっかり忘れていたし
これから起こる事なんて
予想すらしていなかった
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作者名：fany | 作成日時：2015年12月11日 21時
