world-憧れ- ページ1
「ヌナっ!!!」
《チャニョルー!何してるの?》
「何してるって仕事だよ!笑」
《珍しいね、ここにいるの》
事務所が持っているスタジオに来たら
珍しい先客が居た
「ここに来たらこれがあるから」
手にしたのは、ギター
「それにこれもね」
ドラム
《チャニョルって楽器できたっけ?》
「言ったじゃん、バンドとかしてたから上手いはともかく出来るよって……」
《あ〜〜何か言ってたわね》
「それよりヌナは?」
《あー私?これよこれ》
「レコーディング?」
《ふふ、仮だけどね》
俺ついてる?もしかしてその音源聞けたりする?
やばい、それならもう死んでもいい
ダメだな……まだ死ねないな
《なに、その企んだ顔は》
「俺ここに居ていいっすか?」
《えっ?》
まさかのチャニョルだし……でも
スタジオスケジュール見てないのは私だし
仕方ないよね
《うん、私が悪いし……居ていいよ》
神様ーー!ありがとーーーう!泣
ヌナは俺の存在を気にせずパタパタと
準備を始めて
《ねーアンプちょっと見てくれない?》
「え?はっはい!」
そしてたまに、こき使われて…
それはそれで嬉しいんだけどね
ヌナから発せられる音が、刺激的で
俺の中にある歌いたい症候群が疼き出す
《もうっ!さっきから落ち着きないわね。笑》
「いやぁ……凄いよヌナ……歌いたくてしょうがない」
《はあ?笑》
それならそうと言いなさいよ。と言われて
マイクを渡された
《トラック2……分かるわね?》
流れ出したのは、ヌナのアルバムに入っている
ロックナンバー
これ、俺好きな曲っす……!!
《生演奏なんて、あんた贅沢ね》
はい、贅沢すぎて冷や汗かいてます
ドラムの律動が響く
エレキギターの歪みが心地よくて
「〜〜〜♪」
《ふっやるじゃない》
チャニョルの低く伸びのいい声が
メロディーと重なって
全く違う曲になる
不思議……チャニョルの持ち歌なんじゃないかって思うぐらい
彼は完璧に歌い上げた
「最高最高!ヌナ……俺死ねるわ」
《あはは、何言ってんの?笑》
「ヌナがマルチに楽器できるところとか本当に憧れだったし…その前にペンだし…いやぁ感無量です……」
必死なチャニョルの反応が単純に嬉しかった
《もう一曲どう?》
「もちろん、よろこんで……」
響き交わるメロディーは激しく
美しい
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fany(プロフ) - ヒロンさん» コメントありがとうございます!またぜひ、お越し下さいませ☆☆ (2015年11月6日 17時) (レス) id: 22c2b30e57 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロン(プロフ) - こんばんは☆ギョンちゃんと戻ることができて嬉しいです♪更新頑張って下さいねp(^^)q (2015年11月6日 0時) (レス) id: c97e868cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fany | 作成日時:2015年10月25日 18時