not-知りたくない事実- ページ25
ある日のこと、夜中まで長引いた撮影
泊まり確定……
時間潰しと、漫画を買いにコンビニに行った時の事だった
ここは、所謂ホテル街
ビジネスもあれば、モーテルもある
一応変装して…
少し肌寒さを感じながらコンビニへ
辞めてよ！お願い……もう関わらないで
この声……
そこには、ヌナ……
違約金の事も知ってるのよ？
そこまでしておいて、彼らを追い出した理由は！？
君がこんなことしてるのも……契約違反だ
ヌナと…………えっあれって僕らのよく知ってる上層部の人間
君がこんな営業かけるなんて…
そう言って、顔を近づけヌナと重なる
嘘だろ……
強引に……
荒く……
気付けば、勢いよくタックルしヌナの手を引いて走った
《！？》
キュヒョナ………嘘
走って走って走って
辿り着いた人気のない公園
「……ヌナ……あれって……」
黙りのヌナ
「ねぇ……ヌナ……」
口紅が少しヨレていた…
それはあの行為を物語っていた……
しかも……なんで……あの人…
「ヌナっ！！話してよ！！」
「どう言い訳するつもり？ここどんな場所だか分かってますよね？？
あのまま、ホテルに入るつもりだったんですか？？
お願い……答えて」
ーー守る為よーー
一言……
いい加減にしてよ……ヌナ
立ち上がろうとしたヌナを引き止めようとするとジャケットが肩から落ちた
そこには……
無数の痣……
え……これって
《何するの！！》
これって……あの人だよね……
絶対
prrrr
ヒョン…来てください今すぐ緊急事態です
《ちょっと、キュヒョナっ！！離してよっ！》
《お願いだから……》
「もうすぐ、ヒチョルヒョンが来ます
それまで大人しくして下さい」
ヌナ……あなたは一体何をしようとしてるの
1時間後、ヒチョルヒョンが到着した
「お前らこんな、公園で何してんの？」
てゆーか、Aがなんで居るんだ？
「ヒョン、この人自分の事売ってたんですよ」
《！？》
「しかも、相手は……」
《キュヒョナっ！》
「僕らの事務所の人間……しかも頭が上がらないパターンの人ですよ」
は？
どうなってんのこれ……
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作者名：fany | 作成日時：2015年10月5日 23時
