airport-待人- ページ18
GATE2
来た……
オンニっ！！
《ステフ……テテ……》
オッパありがとうございます…と
頭を下げて、2人に私は手を取られバンに乗り込んだ
ユチョン……
去り際の笑顔は私の胸を締め付けた
どうなってるの……一体
ステフの声や、テテの声は遠く感じた…
《ごめんね》
その一言だけしか、今は話せない
とりあえず、ユイの住む家に送ってもらい
2人とは別れた
「オンニ、おかえり〜」
そこには至って普通のユイがいた
何故だか安心し、肩の力が抜けた
家族と家族の違いなのかな
「もうっ、本当困った人よね！半年ぐらいずーっとオンニは？ヌナは？って月に数回取り調べよ？笑」
ユイ
ごめんね
「逃げても変わらない、それは私にオンニが教えてくれた事でしょう？？」
そうだったね
「1人で不安になるぐらいなら、話してくれたって良いじゃない……」
目に涙を浮かべた妹
錆びた心
私が今までしてきた事は、決して正しいとは言えない
けれど、間違ってもない
答えなんて、どこにもない
「オンニ…オンニはどうしたい？」
え……
分からない……
「待ってる人はいつまでたっても待ってるものだよ」
パソコンをテーブルの上に置かれた
ーー帰ってきて！愛するAーー
YOU……&……I
さよならは言わないで
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作者名：fany | 作成日時：2015年10月5日 23時
