3 ページ3
うちの高校では、もうすぐ球技大会がある
僕と青石くんは卓球、北條くんと楓くんはバレー
見事二手に分かれた
ちなみに後ソフトボールがあるんだ
体育委員がくじを引いて僕たちはシード枠
1回戦目がないんだ
バレーとソフトはあるんだけどね
だから、応援頑張る
体育の時間に練習して、土日でも部活帰りに市の体育館を借りて練習した
そして迎えた当日
「がんばれー!北條ーー!!」
うちのクラスの最終兵器北條くん
文武両道容姿端麗とはまさにこのことだ
神様は優しい、それでいて厳しいんだなぁと思った
楓くんも運動は得意な方のようで、数々のピンチを救った
レシーブが得意なようだ
見事、3年生を倒し、2回戦進出
次は4人でソフトを見に行った
1年生と当たったらしい
経験の差やいろんな障害が1年生にはある
結果、負けた
でも、このチームは強かった
「今年の1年強くね?なんとか勝てたわ」
「お疲れ様だね」
同じクラスの
おつかれと声をかけて水筒を渡す
「ありがとな、色鳥」
「うん。2回戦も頑張って」
「色鳥も2回戦なんだか1回戦なんだかよくわかんねぇけど、頑張れよ」
「そうだね、頑張るよ」
笑いながら会話をする
澤音くんはとてもトークが上手い
毎回面白いんだよね
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:譜乗寺 | 作成日時:2019年6月15日 8時