「いっしょに恋に落ちよう！」←ことわる (ページ2)

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僕は色鳥彩人

2年の春、教室で絵を描いていたところ、消しゴムを落としてしまい、それに気づいた隣の席の男の子、草野楓が拾って僕に渡してくれた

そんな漫画みたいな展開もあり、僕たちは共に行動することに

それから1年生の入学式など最初の行事を終え、クラスに馴染んできた時だ

転校生が現れた

これまた漫画のようにその転校生は文武両道、容姿端麗

名を北條紀利斗という

要するに頭の良いスポーツのできるイケメンだった

男女共学だったため、女子からの視線は熱く、男子からの視線は妬みが含まれていた

だが、なんとかして僕の前の席、青石祐樹に心を開かせ無事和解

そしてクラスに馴染めてきて、今となっては勉強を教えろ、スポーツを教えろと男子に頼られる、ある種の先生のようになった

そこまではいい

いいのだ

勉強や部活に追われるけれど、やはり楽しい高校生活

部活でも後輩と話したり先輩によくしてもらえて、もうすぐ結婚記念日を控える両親

幸せだと思うよ

でもね、僕、腐ってない

そう、腐の案件に絡んでしまったのだ

僕、告白紛いのことをされた側

完全に関係ないと言えないどころか核の部分である

夢でもうなされるまではいかないが、結構大変なような気がするものを見るなどしている

でも、やっぱり友達だから、なにより好きになられた人が北條くん

女子なら断る理由がないくらい完璧なのだ

絶対惚れさせる

告白というよりは宣言された僕

断ろうにも告白されていないのだからどう言えばいいのかわからない、ということで何も解決できていない

なぜだか嫌な予感がするのは気のせいだろうか

そんなこんながありましたが、気を取り直して、僕の学校生活、スタートです