「俺の“女”にならねぇ？」←ならねぇよ

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そして人がちょいちょい増えてきた時

色鳥くんはきた

そしてアレだ

告白されたのだ

色鳥くんは早めに来るタイプだからそんなに大勢に見られていない

それに、朝練後という人の方が多く、その人達はトイレや汗を拭きに行ったり、疲れで眠っている人がいるので私合わせて片手くらいの人数しか見ていない

そしてその中に華と結がいるのだ

つまり2人くらいしか見ていないようなものだ

そしてその2人も自分たちの世界に入り込んでいる

告白も色鳥くんのことを思ってか小さめでキスも控えめ

優しさを感じる

そして、草野くんと話していた通り、色鳥くんにこう言い放った


「ぜってー惚れさせるから、覚悟しとけ」


片手で色鳥くんの頭をガッチリ固定

そして顔をずいっと近づけてのこれだ

プマすぎる

色鳥くんはというと、顔を真っ赤にしていた

そして、信じられないとでも言うように、目を見開いて…しかも涙目で北條くんを見ていた

その反応を見てニヤリと笑った北條くんは固定した手を離し、じゃあな、と言って頭を撫でて席に戻った

いや辛すぎな

そして華が小さく言った

というより、萌えで声が出ない様子


「突然の北色感謝」


そして私も小さく発する

もちろん萌えで声は出ない


「ここまでの事情を知っている俺氏、死んでしまいそうです」


同じく声が出ない結も小さく


「何それ聞きたすぎるまだ死ねない」


と言った

だが目線はずっと色鳥くん方面

目が離せないのである

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