33話 ページ10
一織と陸は2人で話していた。
一「TRIGGERやRe:valeと勝負するなら、
MOP[モップ]が丁度いいんじゃないですか?」
陸「MOP?
ああ、その年1番支持するアイドルを
決めるやつ?」
一「JIMAやダイヤモンドディスク賞に並ぶ
賞レースですよ。去年はRe:valeとTRIGGERが
競ってRe:valeが優勝しました。
今年こそTRIGGERは勝つ気でしょうね」
陸「その勝負に割り込むんだ。面白いね!」
一織は陸に頼もしいですねと返し、
どこかへ行こうとする三月とナギを見つけて
行き先を尋ねると、三月は大和を探して
まだ捕まってそうなら連れ戻しに行くと言った。
三「あっ いた‼ 大和さ...」
スーツの男性と大和はまだ話していた。
「大和くんの活躍は聞いているよ
いやいや、さすが血筋だね」
大「......ありがとうございます」
三「...血筋? 家族の知り合いかな...
大和さん家族の話したがらないし
邪魔しない方がいいかも...」
ナ「Hm...
ワタシは知りたいです。
彼に名刺を渡して親しくなってきます」
三月の制止の声も聞かず行ってしまったナギ。
「IDOLiSH7だっけ?
うまくいっているみたいじゃないか。
このご時世に幸運なことだよ
ねえ、大和くん。せっかく成功したんだ。
問題のないところに波風を立てるのは、
良くないんじゃないかな?」
大「はは...
安心してください。
今のところ、暴露する気はありませんよ
千葉サロンのことはね」
三「......千葉サロン?」
ナ「......」
「...それを聞いて安心したよ。
前に芸能界に誘った時に言っていただろう。
もしも、芸能界に入るとしたら
有名になって、注目を集めて
千葉サロンの秘密を暴露するためだって」
スーツの男性は去り際に
お父さんによろしくと言った。
大「ふん 顔も見てませんよ
それじゃあ...‼...おまえら...」
三月とナギに気づいた大和だった。
天は知らない高校生くらいの男の子と会った。
「九条 天」
天「...誰?」
「へえ 実物は初めて見る」
天「...どなたですか
人の家の前に立っているなんて
警察を呼びますよ」
「ふふ おまえなんかを息子にして
完璧って呼んでるんだな、九条は」
天「......」
「オレの名前より、いいことを教えてやるよ
おまえの人生は無意味だ。
必死に踊ったって、トロフィーを獲ったって
ファンも世間も移り気だ。
いずれおまえは忘れ去られる。
会いたい奴はおまえじゃなくなって、
聴きたい歌はおまえの歌じゃなくなるんだ。
おまえの弟がそうなったようにな、七瀬 天」
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作者名:桜華 | 作成日時:2019年8月20日 3時