事務員さんの彼女。２ (ページ23)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:115,793 hit

46話ページ23

[万理]

Aが最近、大和くんの
様子がおかしい！気になるから
寮に行ってくると乗り込んで行った。

もしかして大和くん...
『Mission』の撮影で何かあったのか?
千に大和くんのことよろしくって言ったし、
何かあったなら、千から連絡がありそうだけどな。

たしか、Aが事務所で大和くんと会っても
いじられないし、何か変だと言ってたな。

少し元気ないかなとは思ってたけど。

こんなことを考えながら、
俺は残りの仕事をしていた。
すると陸くんから電話があった。

こんな時間に珍しいな...

万「もしもし? 陸くんどうした...」

陸「万理さん!
Aさんの様子がおかしいんです‼」

万「...っ、どんな風に?」

陸「耳を塞いでうずくまってます!
あ、あと! 万理さんの名前を呼んで
怖いって言ってます!」

陸くんの声から困惑と焦りを感じた。
Aがあの状態になるなんて...
でも、どうしてみんなの寮で...?

俺は事務所を飛び出し
寮へと走って向かった。

寮の扉を乱暴に開けた。

リビングには陸くんと環くん、
ナギくんと壮五くんがいた。

陸くんと環くんの側にはAがいた。

万「はぁはぁ、Aっ」

『......、ぁ』

Aは安心したのか笑って
意識を失い倒れる。

床とぶつかる前に抱きとめた。

陸「あの...万理さん Aさんは...」

環「バンちゃん Aっち大丈夫⁉」

万「...ああ、寝かせておけば大丈夫だよ」

陸「あ、じゃあオレのベッド使ってください‼」

万「陸くんありがとう
大和くんと三月くんと一織くんがいないことと、
Aが倒れたこと、関係あったりするのかな?」

壮「あの、実は...」

壮五くんと陸くんが何があったのか詳しく
教えてくれた。
環くんがAのことを聞いてきたから
怒鳴り声や大きな声が怖くて
あの状態になってしまうと説明した。

万「そうか...大和くんと三月くんが...
...Aを寝かせてくるね、陸くん部屋借りるね」

陸、環、ナギ、壮五だけになった。

壮「...、大丈夫だよ
2人とも頭に血が上ってるだけだ
すぐに帰ってくるよ
僕が連絡をとってみるから、
みんな、部屋に戻って休んで...」

ナ「...っ、...うぅ...」

ナギが泣いている。

環「ナギっち...」

壮「...ナギくん...」

ナ「...っ、...こんな光景は、
この部屋で見たくなかったのに...」

環がヤマさんもみっきーも大人なのに馬鹿だと
叫び、陸がなんでこんなことにと落ち込んだ。