21話 ページ22
百「...バンさん
オレ、バンさんのファンでした...
憧れだったバンさんの代わりに
ユキさんの隣にいていいのかって
ずっと、悩んで...」
万「何を言ってるんだ 当然じゃないか」
百「バンさん...」
万「君のおかげで
千は音楽を続けてくれたんだ
感謝してるよ...ありがとう、百くん」
百「...っ、ありがとうなんて そんな...‼」
千「...僕を恨んでないのか?
僕を庇って怪我をして
なのに、僕だけが成功して...」
万「馬鹿にするなよ、千
俺をそんな男だと思ってるのか?」
千「...違う...違う、僕は...」
万「わかってるよ...
俺の分も背負って、歌ってくれてたんだろ?
義理堅い千のことだからさ」
千「...お前と作ったRe:valeを
この世から消したくなかったんだ...」
万「わかってる
だけど、君は1人じゃない
Re:valeはもう俺と君のものじゃない
君と百くんのものだよ」
千「万...」
百「バンさん...」
万「今のRe:valeが本物のRe:valeだ
胸を張って、もう迷わないで
誰より大きな声で、2人に声援を送るよ
だから、君たちも自信を持って
君たちの声を聞かせてくれ」
千「...っ、ああ‼」
百「はい...‼」
万「今夜のステージ 楽しみにしてるよ‼」
万「...A? さっきから俯いてるけど
気分悪い? 大丈夫?」
『......バンさぁぁあああん‼』
万「わっ」
頭を撫でてAを宥める万理だが
今のAには逆効果である。
千「...そういえば気になってたんだけど」
百「...Aちゃん どうしてあんなに
バンさんと仲良いの?
めっちゃ泣いてるけど大丈夫?」
三「えーと...」
壮「Aさんは...」
大「万理さんの...」
ナ「ガールフレンドでーす‼」
陸「わぁ ちょっ ナギ‼」
環「泣きすぎじゃね?」
千&百「「彼女...っ⁉」」
『...万理 ありがとう...っ
今のRe:valeが本物のRe:valeだって‼
万理 かっこよかったよ』
万「...ああ(泣きすぎだよ...馬鹿)』
Aの顔は涙で濡れていたが
とても嬉しそうに笑っていた。
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桜華(プロフ) - ルリさん コメントありがとうございます!私もそう言っていただけてウルトラハッピーです!頑張ります! (2019年8月17日 15時) (レス) id: f1fabf8b23 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 素敵な小説に出会えてハッピーです!!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2019年8月17日 15時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜華 | 作成日時:2019年8月16日 1時