《FGO》英雄たちとの記憶_ﾓﾉｶﾞﾀﾘ_

◯◯◯ ページ33

あれからマスターは倒れたのが嘘のように

元気になっている

今はエミヤが作る料理を待ちながら

立香やマシュと談笑している




少し料理が出来上がるまで時間があるね

僕のマスターについて話すことにしよう

マスターであるA

黒髪のロングヘアーで両親にもらったという

蒼色を基調にした白や金色が

所々に散りばめられた髪飾りを

身につけている

マスターは《アーサーに似てるね》と

微笑んでくれた

確かに似てると思う

けど、あの髪飾り・・どこかで・・

おっと話が逸れたね


マスターとの出逢いは衝撃的だったかな

召喚されてマスターを見たら

お腹を貫かれてるんだからね

ドクターロマ二やダ・ヴィンチのおかげで

怪我は治ったようだけど

少し僕の宝具【全て遠き理想郷】も使ったよ


あと、名前で呼び合うことになったかな

セイバーはサーヴァントのクラス名で

''名前"じゃないよね？って言われたよ

参ったなぁ


サーヴァントじゃなく

僕自身として見てくれるマスター

驚いたときに出す少し変わった声

柔らかい雰囲気しかまだ知らないけど

よろしくね A



気付かぬうちにAを見つめていたのか

『どうしたの？アーサー
料理できたみたいだよ 食べよう！』

「何でもないよ」

笑ってごまかしたけど、君は気付かず

料理を口に頬張っている







＿＿＿エミヤの料理がアーサーとAの胃袋を掴み

これからも頼んだ！とキラキラとした笑顔で

迫られていたのは別のお話

○○○→←◯◯◯

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