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「ハァーーハアーーハアーー!」

「おう、そろそろ仕上げだ!
主もろとも燃え尽きな!」

Aを支える腕に力を入れ直し←

杖をしっかりと持ちなおした


__我が魔術は炎の檻、茨の如き緑の巨人

因果応報、人事の厄を清める杜

倒壊するはウィッカー・マン!

オラ、善悪問わず土に還りなーーー!



急速に膨大な魔力が一箇所に集中し

__巨大な"ソレ"は姿を現し、猛威を奮わんと

こちらに向かってくる

「ぁーーーーーあ
(守らないと・・・使わないと、みんな消えるーー
偽物でもいい、今だけでもいい
わたしが・・・わたしがちゃんと使わないと、
みんな無くなってしまうーーーーー!)
ああ、ああぁあああーーー!!!」

バアァァァン!!

「あ・・・わたし・・・
宝具を、展開できた・・・んですか・・・?」

思わずといった感じのマシュ

「ーーヒュウ なんとか一命だけはとりとめると
思ったが、まさかマスターともども無傷とはね
喜べ・・・・・・いや、違うか
褒めてやれよ立香
アンタのサーヴァントになったお嬢ちゃんは
間違いなく一線級の英霊だ」

ばっと振り向くマシュ

「先輩・・・わたし、いま・・・!」

「ああ、おめでとう マシュ」

「っ・・・・・・・・・!」

嬉しそうな顔に立香も微笑む

「フォウ、フォーーーウ!」


「・・・驚いたな、こんなに早く
宝具を解放できるなんて
マシュのメンタルはここまで強くなかったのに」

未だに目を覚ます気配がないAを

立香の背中に移動させながら

「そりゃあアンタのとらえ方が間違ってたんだよ
お嬢ちゃんはアレだ__ 守る側の人間だ
鳥に泳ぎ方を教えても仕方がねえだろ?
鳥には高く飛ぶ方法を教えないとな
だがまあ・・・それでも
真名をものにするには至らなかったか」

「あ・・・はい 宝具は使えるようになりましたが
まだ宝具の真名も、英霊の真名も分かりません」


ルーンの効果が切れて、安心した所長が

「・・・そう 未熟でもいい・・・
仮のサーヴァントでもいい・・・
そう願って宝具を開いたのね、マシュ
あなたは真名を得て、自分が選ばれたものにーー
英霊そのものになる欲が微塵もなかった
だから宝具もあなたに応えた
__あーあ、とんだ美談ね
御伽噺もいいところだわ」

「あの、所長・・・」

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桜華(プロフ) - りんご飴さん 主人公は読者さんにおまかせしようと設定は決めていませんでしたが、おおかた決めていた方がイメージしやすいですよね ご指摘ありがとうございます コメントありがとうございます 嬉しいです (2018年1月2日 10時) (レス) id: f1fabf8b23 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 原作沿いで面白かったです!一点だけ付け加えて欲しい所があります。設定を大まかでいいので付け加えて頂ければ助かります!すいません!突然このような生意気を…不快に思われましたら、すいませんでした (2018年1月2日 10時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲夜 | 作成日時:2017年12月31日 22時

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