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結局、マッシュの周りに人がいることを知ったため、一人で行動している。
そして、森の中を歩いた所でピタリと足を止めた。
『……誰?着いてきてるの』
そう声を掛けると、茂みの奥から一人の男子生徒が現れた。
マイロ「気付いてたんだ」
魔法使いの帽子を被り、髑髏の様な杖を持ったレアン寮のローブを身に纏った少年。
雰囲気的に七魔牙の奴?でも、見たこと無いな。
『私に何の用かな』
マイロ「僕は
『コイン?そんなの持ってな』
私がそう言いかけた瞬間、背後から巨大な岩のゴーレムが大きな口を開けて、私を飲み込もうと襲い掛かってきた。
『危なっ…………なるほどね』
マイロ「余裕かまして良いのか?」
『うん。良いよ』
私の異能力は、形のあるものと相性が良いから。
“異能力【花や雷の落ちしほど・落雷】“
私が言った瞬間、ゴーレムに雷が落ちる。
何度も何度も雷を受けたゴーレムの顔は割れた。
マイロ「なっ…………!?」
『…………ゴーレム割れちゃったけど』
マイロ「っ、まだまだ!!」
第四牙の背後から、無数の手が出てきて、こちらに向かってくる。
しかし、私の雷の方が勢いが強い。
私の異能力は、今回の岩や人などの形のあるものと相性が良く、炎や空気などの形の無いものと相性が悪い。
『……私の勝ちだね』
私が出した雷は、無数の手どころか、第四牙まで巻き込んでしまい、第四牙は白目を向いてしまった。
『コイン……は良いか。じゃあ、このサソリ貰うね』
マイロ「……っ、お前、ただの二年アドラ生じゃなかったのか」
『……君より2つ人生の先輩なだけだよ。マイロ・ジェーニスト』
私、こんなんでも一年生のときは、レインさんの次にアドラ寮の中で強かったんだよ。
今のレインさんがどんな強さなのか、分からないけどね。
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時