▽〃 ページ20
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マッシュ「その赤い目、もしかして…………充血してる?」
アビス「…………」
もしかして、マッシュ、イヴル・アイを知らない?
充血…………どんな刺激を受けたら、ここまで赤くなるのか。
アビス「知らないのですか?この目を…………」
マッシュ「…………ごめんなさい」
アビス「謝らないでください」
マッシュ「はい」
『(めっちゃ素直)』
アビス「この目はですね、イヴル・アイですよ。相手の魔法を一時的に使えなくする悪魔の目。
魔法が全てのこの世界では、私は畏怖の対象として避けられてきました」
マッシュ「なんかごめんなさい。僕には効かなくてその目…………」
アビス「……フフッ、良いですよ。魔法を使える者にとって私は天敵。ずっと気味悪がられ、恐れられてきましたから。
周りからはもちろん親でさえね…………」
気味悪がられ、恐れられてきた…………
お母さんもそうだったのだろうか。
アビス「まあ、アナタのように周りに恵まれてきたのなら信じられないでしょうが…………
この世には生まれてこないほうが良かった人間もいるのです」
生まれてこない方が良いなんて…………
アビスの発言に胸が苦しくなる。
アビス「“アクセレイズ、セコンズ”」
魔法陣が現れ、それを覆うフィールドができる。
マッシュは鉛のように体が重くなり、身動きが取れない。
それに対して、アビスの動きはさっきよりも速い。
アビス「驚きましたか?自分が遅くなっていることに。
この空間は私以外を減速させ、その分私の動きを加速させるのです」
アビスは凄まじい速さで、マッシュを切り付ける。
ガードしているが、切り口から血が溢れる。
アビス「二度目はありません。これで本当に終わりです」
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»東洋の国
「折角、可笑しなアザを持ったお前と結婚したというのに……!!
生まれてきた奴は、お前よりもさらにアザの数が多いなんて…………!!」
「やだ、あの人。
「役立たずで疫病神のお前は此処から出ていけ……!!
この私に、二度と顔を見せるなよ」
アズサ「大丈夫よ、A。母さんが貴方を守るから。
貴方はいつか、此処を出て、ちゃんと魔法を学ぶのよ」
東洋の国。
そこは、魔法文化の発達していない、まるで別の世界。
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時