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アビス「理想を語ることは誰にでもできる。でも現実はそう甘くない」
“アクセレイズ”を駆使して、マッシュの体を切り裂いていく。
剣の速度が速くてマッシュはただ防御するしかできない。
そして、ザシュッという音が響いた。
見ると、マッシュのお腹に剣が刺さっていた。
敵とはいえ、学生相手。
致命傷を負わせてまで、普通コインに執着するか……?
確実に殺しにかかっている。
アビス「剣が抜けない……」
マッシュ「捕まえた」
腹筋に力を入れて剣を抜けなくさせて、更に相手の動き封じ込めた?
……いや、どういうこと?
改めて思うけど、やっぱりマッシュって生まれる世界を間違えてるよね。
マッシュ「僕の腹筋、固いでしょ。ねぇ!」
マッシュは胸ぐらを掴んで、頭突きで初めてアビスにダメージを与えた。
頭突きの衝撃で、アビスの仮面が壊れて落ちた。
そして、初めて見る素顔を見て、私は目を見開いた。
明るい青色の目とは反対に、禍々しいイヴル・アイ。
私はイヴル・アイを実際に見たことがなかった。
だから、驚いたのだ。
『……そ、そんな……』
脳裏には彼と同じ目で私ににこやかな表情を向ける、母の姿があった。
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時