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マッシュがアビスに攻撃しても、アビスの魔法で簡単に避けられる。
アクセレイズ、厄介な魔法だ。
アビス「アナタでは私に勝ち得ることはない」
アビスから青い矢印が無数に出てきてそれに乗る。
そして、ものすごい速さで移動して、マッシュを切りつけた。
アビス・レイザーの固有魔法“アクセレイズ”は速度を操る魔法。
それを器用に操り、マッシュと距離を縮めて切りつける。
アビス「理解しましたか?圧倒的な差を。この差を前にしてもなお、私に挑むのですか?私は手加減をしません」
マッシュの下には血がポタポタと垂れている。
マッシュをここまでにした者は今までで一人もいない。
アビス「家族と平和に過ごすため、でしたね。虫唾が走る。私と同じような境遇でありながらその考え、余程周りに恵まれたようですね。
良いでしょう、見せてください。アナタの本気を」
彼が見せてきたのは、十字架のように吊るされ、眠らされたレモンちゃん。
『…………レモンちゃんをどうする気だ』
アビス「これは魔力を吸い出す魔法。あと30分もすればお友達の魔力はなくなり、痣は消え、一生魔法が使えなくなります」
『痣が消える…………?』
アビス「どうです?お友達がアナタと同じ立場になるんですよ。嬉しいでしょ?」
その発言に流石の私でも、苛立ちを覚えた。
『“異能力【花や雷の落ちしほど・花吹雪】”』
アビス「無駄ですよ。私の前で魔法は使えません」
『……それはどうかな』
アビス「……っな!?」
アビスの視界を花吹雪が奪う。
アビスは花吹雪に驚いている訳ではない。
相手が魔法を使えていることに驚いているのだ。
マッシュ「リンさん、下がって」
『…………分かった』
マッシュ「リンさんの分まで怒りぶつけるので」
『──頼んだよ、マッシュ』
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時